【宇治市】人と人がつながると、答えが見えてくる。地域課題解決ワークショップ開催レポート
2025年12月18日、宇治市役所大会議室にて、宇治市市民協働推進課主催の「地域課題発見×解決ワークショップ」が開催されました。

講師を務めたのは、NPO法人まちづくりねっと・うじ代表理事の日野真代さん。
今年で17年目を迎える同団体が、これまでの活動を通して培ってきた「新しいまちづくりのカタチ」を学べるワークショップです。

参加したのは、宇治市のまちづくりに関心と熱意を持つ約30名の方々。
宇治市役所の職員さんから、一般企業にお勤めの方まで、立場も分野もさまざまな顔ぶれが集まりました。

冒頭では、日野さんがNPO法人として活動を始めたきっかけや、続ける中で経験してきた失敗や成功についてお話しされました。
その一つひとつの経験から得た「気づき」や「学び」が、参加者の心に静かに届いていたようです。

日野さんが強調されていたのは、まちづくりは一つの団体だけでは成り立たないということ。
分野も得意なことも違う団体同士が協働することで、思いもよらない化学反応が生まれ、新しいアイデアや価値が育っていく。そんな実践に基づく言葉に、うなずく参加者の姿が多く見られました。

後半は、7つのグループに分かれてのワークショップ。
地域課題が書かれたワークシートにそれぞれの想いを書き込み、グループ内で共有したうえで、解決したい課題を一つ選択。

「では、自分たちに何ができるだろう?」をテーマに意見を出し合い、最後に発表を行いました。

各グループが選んだテーマは、「孤独・孤立」「地域コミュニティの希薄化」「多世代交流の場づくり」「少子高齢化」など、今の地域が抱えるリアルな課題ばかり。
参加者それぞれの得意分野や経験を生かした意見が次々と飛び出し、会場には前向きな熱気が広がっていました。

また、このワークショップで出たアイデアを“ここで終わらせない”ために、名刺交換をしながらつながりを深めていく姿が多く見られたのも印象的でした。

人と人とがつながり、楽しみながら暮らせるまちへ。
そんな未来に向けた小さな一歩が、確かに動き出していることを感じさせる時間となりました。
※撮影のご協力ありがとうございました
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