【宇治市】防災士ってなに? 「つながりサロン」で地域防災力を高めるためのヒントを専門家にお伺いしました
NPO法人まちづくりねっと・うじが主催する「つながりサロン」。毎回、さまざまな専門家による研修会が「ギフトショップ あおいそら」にて開かれています。
2024年3月13日(水)は、京都防災士works(わーくす)の松本紀之さんが、「防災士ってなに?地域防災力は、市民力向上」をテーマにお話しされました。
松本さんは、阪神淡路大震災のボランティアをはじめとして、東日本大震災、熊本大地震、能登地震など、さまざまな現場でボランティア活動を行っておられます。
現在は防災士として被災地での活動以外に、講演会や防災イベントなどを通じて、地元中心に「防災力を高めるため」の活動をされています。
防災士とは、「自分たちの地域は自分たちで守る」の理念から地域の防災に特化した日本防災士機構が認定する防災リーダー育成の民間資格。
2024年2月現在、京都府の防災士の数は2,535名。人口比率でみると47都道府県中、最下位の少なさなのだそう。松本さんは、防災士の数が増えるような取り組みも進めていらっしゃるそうです。
研修会では、「防災士とは」というお話をはじめ、
・防災力向上のための「自助」の大切さ
・備蓄品と非常持ち出し袋の違い
・避難場所と避難所の違い
・避難生活をイメージした「マイタイムラインの作成」
など、市民一人ひとりが備えておくべきことについて、机上論ではないリアルな話をお聞かせくださり、みなさん熱心にメモをとりながら聞いておられました。
お話が終わったあとは、お茶を飲みながら、ざっくばらんに質問をするコーナーに。「ペットを飼っているが、どうすればいいか」などの質問にお答えくださっていました。
また、松本さんおすすめの非常食「えいようかん」もご紹介。避難生活ではお腹がすくこともありますし、お腹がすくと人間イライラしてしまいます。非常持ち出し袋には「簡単に食べられて栄養があり、お腹も心も満たしてくれるもの」を入れておくとよいそうです。
みなさん試食され、「おいしいね~」と笑顔がこぼれていました。
今期のつながりサロンは、この日が最後となりました。来期も予定されているそうなので、決まりましたら号外NETでも紹介します。
「ギフトショップ あおいそら」さんでは、これ以外にもさまざまなイベントを企画し、つながりづくりを行われています。気になる方は公式Instagramをチェックしてくださいね。
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