【宇治市】大切だとはいうけれど「人と社会とつながる」ってどういうこと? を考えるイベントがゆめりあうじで開催されました
2024年3月10日(日)、男女共同参画支援センターゆめりあうじにて、「健康づくり×つながりづくり ワーク・ライフ・バランス」が開催されました。
主催したのはNPO法人まちづくりねっと・うじ。健康長寿の3要素として最近いわれているのが、「運動・食生活・社会参加」です。代表の日野真代さんは、この社会参加として「つながりづくり」の大切さを実感されており、それを伝える活動の一環として、この研修会を企画されました。
第1部 講演会(日野真代さん)
日野さんは、ご自身が小学生の頃にお父様が病気を患い、ご家庭での介護が始まったそう。障がいをもつことになったお父様が、お仕事をやめ、世間とのつながりがなくなっていく姿を目の当たりにし、どんな状況にあっても「人や社会とつながる」ことの大切さを実感されたといいます。
また介護をしていく中で、当時は情報を得るすべもなく、苦労されたことも。
そんな原体験から、現在の「つながりづくり」を主体とした活動について、お話しされました。
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第二部 講演会&ワークショップ(三浦まなみさん)
前半は、「人や社会とつながるとは、どういうことか」について、お話しされました。そもそも人間がもっている本能や欲求など、心理学に絡めて説明。
そのうえで、つながりづくりで大切なのは「自己理解と他者理解である」とのお話があり、後半のワークショップへとつながっていきます。休憩前には、それぞれが「自分の長所と短所を書き出す」という作業を行いました。
後半は5つのグループに分かれてスタート。それぞれが自己紹介を行い、長所や短所について話します。
次に、それぞれが「短所」だと思っていることは、実は「良いこと」として言い換えることもできると説明された三浦先生。例えば、「飽きっぽい」ことが短所だとすると、それは「好奇心が旺盛」ともいえるので長所にもなるといった具合です。
そして、「本人が一番コンプレックスとして感じている短所について、右隣の人に褒めてもらいましょう」というお題がでました。ご自身のコンプレックスを良いことであると話されるのを聞いて、嬉しそうにしたり照れたりする参加者さん。
最後は、グループごとに「この研修会でうれしく感じたこと」を発表。
あるグループからは、「普段はあまり関われない方々とたくさん話せてうれしかった! 自分がどれだけ短所だと思っていても、それは長所に変化させることができて、自分の考え方次第でたくさんの捉え方ができると気づけた」という声があがりました。
おっしゃるとおり、この研修会には高校生から90歳の方まで、幅広い世代の方が参加。みなさん、とても貴重な経験ができた、楽しかったと喜ばれていました。
今回の研修会は、宇治市男女共同参画奨励事業として開催。日野さんは、今回の研修会の成功を経て、次のステップにつながる企画も行いたいと意欲を見せていらっしゃいました。
宇治市には、このようなステキな研修会やイベントがたくさんあります。ぜひみなさんアンテナを張ってチェックして、どんどん参加してみてくださいね。
【参考サイト】
・宇治市男女共同参画課
・まちづくりねっと・うじFacebookページ
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