【宇治市】誰もが笑顔になる愛らしい作品たち! 宇治市役所にて「Garden-林晃彦と志津川福祉の園-」の展示会開催中

2025年6月9日(月)宇治市役所 庁舎2階エスカレーター前にて「Garden-林晃彦と志津川福祉の園-」の展示が始まりました。

オープニング当日は、林晃彦さんと志津川福祉の園職員さんによるギャラリートークを開催! 林さんの創作現場も見せていただきました。

左:志津川福祉の園 田中克典さん 右:林晃彦さん

宇治市在住の林晃彦さんは、京都府立南山城養護学校を卒業後、志津川福祉の園の陶芸班に所属し、以来28年間にわたり創作活動を続けてこられました。

彼の創作物は基本、動物たちを絶妙にデフォルメした作品で、その愛くるしい表情が特徴です。志津川福祉の園の職員さんたちの間でも人気で、みなさんは「ひこさん」と呼び、尊敬されています。

ひこさんファンのお1人でもあるのが、同職員の田中秀興(ひでおき)さん。ご自身が購入された作品を、自然をバックに撮影し、コレクションとされているそう。今回は、その写真も一緒に展示されました。

作品への愛を熱く語る田中秀興さん

林さんの作品は、京都障害者芸術祭を多数受賞。今回の展示では、第30回京都障害者芸術祭実行委員会会長賞を受賞した「音楽祭 しあわせのキッカケ」も展示されています。

実はこの作品、あるとき林氏が、楽器を演奏する動物を一体作ったことがきっかけで生まれたそう。動物と楽器を別々に作成する技法は多いものの、林氏の場合は最初から一体化させた状態で製作。

その完成度や愛くるしさに感動した職員さんたちが、「この動物をもっと増やして吹奏楽の演奏のようなシーンを作れないか」と提案し、実現したそうなのです。

楽器を演奏する動物たちが50体近く並び、さらには指揮者、演奏を聴いているアマビエも製作。これらすべてを、今回の展示で見ることができます!

また、ギャラリートーク中に行われた創作活動では、何と4体もの動物(かたつむり・魚・ネコ・ふくろう)を製作してくださった林さん。

出されたお題で作成してくださることもあれば、ご本人の頭に浮かぶものを次々に製作されることもあるそう。例えば魚を作っているうちに、それを食べに来るネコを想像し、ネコを作る…といった感じ。

職員さんが鬼をリクエストしたときは、いつのまにか一寸法師も一緒に作ってくれる…といったこともあったそうですよ!

展示会は11月21日(金)まで続き、途中で展示替えも行われる予定です。8月7日(木)・10月16日(木)には、志津川福祉の園利用者さんによる、お茶のおもてなしも企画されています。

Garden -林晃彦と志津川福祉の園-

会期:2025年6月9日(月)~11月21日(金)
   前期 わたしたちの庭 6月9日(月)~8月29日(金)
   後期 団居せん 9月1日(月)~11月21日(金)
場所:宇治市役所2回エスカレーター前

◆お茶会(水出し宇治茶)
日時:8月7日(木)13時30分~15時

◆お茶会(宇治抹茶)
日時:10月16日(木)13時30分~15時

※申し込み不要 参加費無料(30名限定)

会場には、林晃彦さんが中心となって作られた作品のほか、志津川福祉の園のみなさんがゆとりの時間で共同製作された「青空とくも」、製作現場などがわかる17分の映像も展示されています。

ぜひ宇治市役所へ足を運んでみてはいかがでしょう。

▼「宇治市役所」はこちら

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!