【宇治市】毎週木曜日開催の「花とこころのサロン」は、気軽に楽しむことができるいけばな療法です

大阪屋マーケット内のギフトショップ『あおいそら』さんで、毎週木曜日に開催されるという「花とこころのサロン」。誰でも自由に楽しくいけばなを体験できるサロンだとお伺いし、取材させていただきました。

花と心のサロン(場所はあおいそら)

講師の浅井清美さんは、華道家であると同時に、介護福祉士や介護予防指導士、さらには「いけばな療法士」という資格をお持ちです。

いけばな療法とは、簡単にいえば「いけばなを通して、感情・行動・刺激・認知といった分野にアプローチする」というもの。実はこのいけばな療法が、今認知症の方の心と身体のケアに役立つということで、注目されているのだそう。

取材に訪れた日の参加者は、宇治市の介護施設で働くお2人。以前、浅井さんのセミナーに参加したことで、「ぜひ実際に体験したい」「ご自分の施設でも取り入れたい」と勉強に来られた方です。

お花の説明をしながら

「いけばな療法」の説明を受けたあとは、実際に体験!まずはお花を選ぶところからです。

お花を選ぶところから

ただお花を選ぶだけでなく、「このお花は何という名前かご存じですか?」と質問したり、花を通じてその方の思い出に触れたりされます。花を選ぶだけなのに、会話が弾んでとても楽しい雰囲気に包まれます。

お花を生けるときもおしゃべりをしながら

それぞれが選んだ花を実際に生ける間も、会話は弾みます。通常の生け花教室のように、「先生こうしたほうがいいですか?」といった質問が飛ぶわけではなく、生けている途中に思い出したことを話したり、会話も生け方もとにかく自由なんです。

完成した生け花

はさみを使う「行動」が手指のリハビリにつながったり、花を通して思い出すことが「感情」や「認知」の「刺激」につながったり。お花から漂う香りも含め、いけばなは五感を刺激してくれるのだそう。

完成した生け花の感想を語り合います

それぞれの生け花が完成したら、次はお披露目会です。「ステキですね。お気に入りのポイントはどこですか?」と先生が尋ねると「この月桃をメインにして…」と楽しそうに説明される参加者さん。

生け花を前に、思わず笑みがこぼれる様子

そして他の参加者さんにも感想を聞くと、みなさんでお互いの作品を褒め合う場になるのだとか。自分の作品を褒めてもらうと、誰しも嬉しくなりますよね。そしてみなさん最後は笑顔になられるそうです。

今回参加されたお2人の施設では、すでに「いけばな」を取り入れてはいるけれど、15分程で終わってしまって…という悩みをおもちでした。でもこのサロンに参加して、生ける前から生けた後まで、ずっと楽しめるというのがいけばな療法の魅力なんだとわかりましたと、とても充実した笑顔でお答えになっていたのが、印象的でした。

花とこころのサロンちらし

今回は、「いけばな療法を学びたい」という方のご参加でしたが、もちろん「いけばなを楽しみたい」という一般の方の参加も歓迎されています。毎月参加してくださる常連さんもいらっしゃるそうですよ。気になる方はぜひ浅井さんにお問い合わせください。

▼花とこころのサロンの開催場所はこちらです。(大阪屋マーケット内『あおいそら』)

さかみち

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